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後期高齢者医療制度と介護の将来

医療費や介護費を削減するために1人ひとりができること

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私たち1人ひとりができる方法

高齢者の増加に伴い医療や介護にかかる費用は増え続けており、後期高齢者医療制度の制度改革も進められています。しかし、大切なのは改革をただ待つだけでなく、それらの費用を削減できるように1人ひとりが努力することです。

           私たち1人ひとりができる方法

はしご受診やコンビニ受診はしない

同じ病気のことで複数の医療機関を転々とすることを「はしご受診」といいます。同じ検査を別の病院で受ければ、本来なら1回分で済んだはずの医療費は無駄になります。同じ病気なら病院が違っても処方される薬は一緒です。同じ薬が重複してしまうことになりますが、それらをすべて服用してしまうと重大な副作用が現れるリスクもあります。
はしご受診と同じく注意したいのが、急病ではない時に時間外診療を受ける「コンビニ受診」です。時間外や休日診療には割増料金がかかり、診療の妨げにもなります。緊急性が高い場合は我慢する必要はありませんが、時間内診療で間に合う症状であれば時間外診療は避けるようにしましょう。

医薬品はジェネリックを活用する

処方薬はできる限り「ジェネリック医薬品」を活用しましょう。ジェネリック医薬品とは後発医薬品のことで、先発医薬品である新薬の特許が切れると販売される医薬品です。成分は新薬と同じで、品質や効果、安全性も同等であることが国から認められています。同じ薬でも新薬より低価格なので、医師に処方してもらう医薬品の中に新薬があるならジェネリックに変更しましょう。医薬品をジェネリックにするだけで新薬を服用している状態となんら変わらずに医療費の自己負担を削減することができます。

ジェネリックが安い理由

新薬開発には9年から17年ほどの歳月が必要で、開発にかかる費用も膨大です。一方のジェネリックは、安全性と有効性が確認されている成分を使った医薬品開発なので3年から5年程度で開発できます。新薬よりジェネリックのほうが安いのは、医薬品としての質が低いわけではなく開発の費用が抑えられているからです。

ジェネリックは安心して服用できる薬?

ジェネリックは安全性が認められている新薬と品質は同等です。新薬で安心なものならジェネリックでも同じように安心です。しかし、薬には副作用が伴います。新薬に副作用のおそれがあればジェネリックにもそのおそれがあることを理解しておきましょう。これは、どのような薬であっても避けられないリスクです。ジェネリックを処方してもらいたい場合は、まず医師や薬剤師に相談してみましょう。ジェネリック医薬品を希望していることを伝えるカードやシールなどもあるので、そのようなものを自分のお薬手帳に貼り付けておくという方法もあります。

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